ひまわり新聞 vol.06
テーマは「歯」
歯は、前歯で食べ物を摂取してかみ切り、 奥歯で細かく砕いてすりつぶすという役目を果たしているほか発音などにも関与している大切な器官です。 一般に歯の病気は生命に直結しないという印象があるので治療が遅れがちになりますが、 歯が悪い為に胃腸に障害が起きたり、頭痛や肩凝りに悩む人もいます。 更に歯の病気が原因でできた毒素や細菌が血液やリンパの流れに乗って身体の他の部分に運ばれ、 重病を引き起こす事もあります。 また、歯ぐきの腫れや歯のゆるみ、しこりが糖尿病などの症状という事もあるので油断は禁物です。
8020運動を知っていますか?
8020運動は「80歳までに20本、自分の歯を維持 しましょう」と言う運動です。 80歳で20本の歯が残 っていれば、食べ物をおいしく食べられ、健康的に生活 できることからの名称です。 歯は健康のバロメーターと いえるもので全身の健康状態に大きな影響を与えます。
80歳の日本人の残存歯の数はなんと約7本!
どんなに衛生を心掛けても、誰の口の中にも細菌はいます。 その数はなんと億単位に上ります。 細菌の他にも舌 の上に生える"舌苔"などカビが生えることもあります。 実はこれらが歯周病やむし歯の原因となっています。 細菌を減らせば歯周病・むし歯リスクも減ります。 日常のケアが歯周病・むし歯の克服へとつながります。
アーモンド(歯の強化)
歯を丈夫にするにはカルシウムのほか、その吸収を促すビタミンDが必要です。 アーモンドはカルシウムと共にマグネシウムを豊富に含む食品なので歯の強化に適した食品と言えるようです。 また血行を促進するビタミンEも多く含まれています。 噛みごたえがあるので歯茎を刺 激して血行をよくする相乗効果もあります。
歯周病について
歯周病は歯肉だけの病気と思われがちですが、 知らない間に歯を支える歯槽骨を溶かし歯を保持できないようにしてしまう病気でもあります。
最近の歯周病の研究でわかったことは、 歯周病が呼吸器系の疾患や心臓病などの疾患の原因になる危険な病気であるということです。
歯周病の人は歯肉の血液循環が悪いのですが、 これは漢方の診断でいうお血(血液がドロドロ)にそうとうします。 血液をサラサラにして、血流を良くすることが大切です。 睡眠を十分にとり、ストレスをため込まないようにしましょう!!
喫煙も歯周病を悪化させます
タバコは血管を収縮させて動脈硬化を進行させる原因になる ことも出来る限り禁煙したいものです。